仙台芸術巡り
10年ぶりに仙台にやってきました。
JR仙台駅
仙台は「杜の都」と呼ばれる緑多き都です。
さて凶事が多い今回の旅。地下鉄の国際センター駅に降り立った途端、「ピロリロリン」と緊急地震速報が鳴り響きました。
その瞬間「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・」と関東では聞いたこともない地鳴りがなり、しばらく強く揺れました。震度5強の地震が宮城県を襲ったのです。またしても呪われている。
宮城県美術館
美術館の前に人がたまってますが、実は地震の影響で追い出された人たちです。安全確認のために、なんと1時間ほど館内立ち入り禁止だとか。なんというハードラックだ・・・。
佐藤忠良「若い女」
佐藤忠良「カンカン帽」
一時は休止か?とおそれましたが、しばらくして再開。ほっとしました。
常設展の佐藤忠良記念館へと向かいます。佐藤忠良は宮城県出身の、戦後を代表する大彫刻家です。
佐藤忠良「群馬の人」。これは出世作です。
佐藤忠良「記録をつくった男の顔」
これは王監督じゃねえか!私らにとっては王さんは天皇陛下みたいな存在だからな。
佐藤忠良「帽子・夏」。これが代表作です。
佐藤忠良「若い女・シャツ」
佐藤忠良「オリエ '85」
これは実の娘で女優さんの佐藤オリエさんがモデル。
佐藤忠良「夏の像」
これは釧路の幣舞橋に置かれている有名な作品ですね。地震の影響で封鎖されていて、遠くからしか見れませんでした。
舟越保武「原の城」
佐藤忠良の盟友・舟越保武の有名な作品。島原一揆の亡霊を描いた。
佐藤忠良記念館が写真撮影可とは思わなかったです。素晴らしい作品群を撮影出来て、今までの不運も少し取り返せた感じがしました。
続けて仙台城へと向かいます。しかし観光バス「る〜ぷる仙台」はなんと絶賛休止中!やはり呪われている。交通手段が無く、山城を歩いて行くしかない。
仙台城
登るのがキツい。
出た。仙台城の主・伊達政宗です。
独眼竜の異名を取りました。
仙台城跡から見下ろす市街地です。
渡辺謙主演の大河ドラマは大人気を博しました。
実の母(岩下志麻)に毒殺されそうになって、弟を成敗した場面は大河史上に残る緊迫感でした。
土産店で独眼竜Tシャツ買えました。
この後は伊達家の霊廟「瑞鳳殿」に向かう予定でしたが、絶賛休止中。もうウンザリして気力もなくなってタクシーで駅前まで。
青葉亭
気を取り直して牛タン定食食べました!
これが仙台名物。コリコリした食感がたまらん。
ずんだシェイクも美味しかったぞ。
一夜明けました。予定では三陸海岸に足を伸ばす予定でしたが、震度5強が来てしまっては海沿いは不穏と判断して、三陸の宿をキャンセル。今の運勢では津波を招きかねないし。この日は午前中に仙台市内を散策し、午後には帰京することにしました。
定禅寺通り
「杜の都」のイメージぴったりのケヤキ並木です。
エミリオ・グレコ「夏の思い出」
ジャコモ・マンズー「オデュッセウス」
クロチェッティ「水浴の女」
杜の都をさらに堪能するために森林公園へと向かいます。
台原森林公園
舟越保武「茉莉花」
なかなか清々しいです。
瑞鳳殿や仙台市博物館が休館中のため、行く場所がなくなって来たのですが、緑の中を散策するとリフレッシュできていいですね。
佐藤忠良「緑の風」
いい彫刻もいっぱい見れて、結果それなりに満足できた旅でした・・
・・とブログには書いておこう。
ガラガラ笑