ロンドン芸術巡り【特別編ロック巡礼】
ピカデリー・サーカスへ
今日も朝は寒い。ほぼ冬で、風が冷たいです。
地下鉄リージェントパーク駅から、ピカデリーサーカス駅へと向かいます。
駅前にはピカデリーサーカスの象徴・エロス像があります。
朝、早すぎだよ。誰もいないです。ちなみにサーカスと言っても「広場」という意味。
このスクリーンには、その時代ごとに最も勢いのある企業が広告映像を流すそうです。バブル時代はソニーやらの日本企業がデカい顔してたそうですね。
まず美しいカーブのリージェントストリートを通って最初の目的地へ。
サヴィル・ロウ
サヴィル・ロウという紳士服店街にきました。
日本語の「背広」の語源は「サヴィル・ロウ」だとする説があるらしい。
それはともかく目的地は、このビル。
現在は何の変哲もない、子供用の製品を売る店なのだが・・。
が、ここは1969年1月にザ・ビートルズが最後のライブを行った場所です。「ルーフトップ・セッション」と呼ばれるゲリラ・ライブを、このビルの屋上で行なったのです。
映画「レット・イット・ビー」用に行われたもので、警察には無許可で行っており、「僕らが逮捕される場面で映画は終わる予定だったんだ」と彼らは語っています。
サヴォイ・ステップス
次にサヴォイ・ステップスという場所に行ってみます。
何の変哲もない坂道。
ここなんですが、工事中!
実はここは1965年にボブ・ディランが「サブタレニアン・ホームシックブルース」のビデオ・クリップを撮影した場所なのでした。
ちょっと開けて見せてくれた?
一枚写真を頼もうとしたんですが、工事の人たちがあまりに真剣に仕事してるので、邪魔しちゃまずいと思い、退散しました。
実は工事中だということはGoogle マップで見て知っていました。で、事前にサヴォイ・ホテルに「サヴォイ・ステップスはいつまで工事中なんですか?」とメールで質問したら、「親愛なるめじろさん、サヴォイ・ステップスはサヴォイ・ホテルとは関係ないので当方わかりません」とのことでした笑
アビイ・ロード
アビイ・ロードにも巡礼してきました。ちょっとその様子をレポします。最寄駅のセントジョンズウッド駅です。
なんと駅とビートルズ・ショップ「ヘルター・スケルター」が一体化しています。
街並みを歩いて行くと、見えてきました!
世界中からビートルズファンが集まる巡礼地です。
もともとこのアルバムは「エベレスト」というタイトルになる予定で、ジャケット写真もエベレストまで行って撮ろうという話でした。
ところがビートルズ自身が「面倒くせえよ。世界で一番遠いところじゃなくて、一番近いところで撮影しようじゃないか。そんでアルバム・タイトルも『アビイ・ロード』にでもすればいいじゃん」と冗談交じりで提案(byリンゴ)したところ・・その冗談が本当になってしまい、スタジオ前の横断歩道で撮影することになったとか。何ともビートルズらしいユーモアです。
この通りは車の行き来が意外に多いですよ。
ただ歩行者優先道路だし(黄色い丸いやつがあるところ)、ドライバー達もここがどんな場所か知ってるので、諦めて?待ってくれます。
やはり四人揃うとキマるなあ!
ここはアビイ・ロードスタジオです。
世界中からのファンのメッセージが落書きされてます。
スタジオの隣のレンガ壁にも落書きのとばっちりが!!
ヒア・ゼア・アンド・エブリホエアw 何とも粋なユーモアです。
ライブカメラがある!この横断歩道の様子は、ライブで世界中に配信されてるんです。
ハードロックカフェ1号店
「ハードロックカフェ1号店」にやってきました。
世界中にあるハードロックカフェも、ロンドンが最初だったんですね。
あまりにも混雑していて、入るのは諦めました。
しかしその隣にハードロックカフェのロック・ショップがあります。
色々ありますね。とりあえずTシャツ買いました。
このショップの名物は、地下ミュージアム「VAULT 」なのです。
20分に一度の間隔で開放されて、地下に行きたい人は見学できます。ここには超有名ミュージシャンの愛用した、楽器や衣類などが展示されています。すごすぎ。