リバプール芸術巡り②【ビートルズ・ストーリー】
リバプールにやってきました。
ビートルズ・ストーリー
アルバートドックにはビートルズ博物館の「ビートルズ・ストーリー」があり、見学しました。日本語オーディオガイドもあるので、勉強になりました。知ってそうで詳しくは知らなかった、ビートルズの歴史を一通り学べました。
まずは四人の生い立ちから。
卒アルですか!
ジョンがいますねえ。
ポールとジョージ。 真ん中はポールの弟さんかな。
ポールの最初のギターです。
ジョージの最初のギターです。
西ドイツ・ハンブルグの劣悪な環境で、若きビートルズが腕を磨いたことは有名です。
1日8時間も演奏したとか。ハンブルグも港町で、荒くれ船員たちがお客ですから激しい表現力を身につけていきます。
50年代末から60年代初めにかけて、リバプールには400ものビート・バンドがあったと言われます。明らかに新しい音楽の潮流が生まれつつありました。その時代の流れを捉えたのが、音楽専門紙「マージー・ビート」紙です。
マージー・ビート紙のオフィスが再現されています。
初期のビートルズを広めていく上で、大きな影響力を持っていました。
ビートルズ初期の敏腕マネージャー、ブライアン・エプスタインも「マージー・ビート」紙を読んでビートルズに注目するようになります。
マシュー・ストリートの再現です。
初期ビートルズがホームとしたキャバーン・クラブがあります。
シラ・ブラックはキャバーンのクローク係でした。
NEMS(ネムズ)という企業のレコード部門を担当していたのが、ブライアン・エプスタインです。
ある日、ある若者がトニー・シェリダンの「マイ・ボニー」というレコードを探しにNEMSを訪れます。
この曲の伴奏をビートルズが演奏していて、それをきっかけにブライアンはビートルズに興味を持ちます。
キャバーン・クラブでのビートルズの演奏に感銘を覚えたブライアンは、ビートルズとマネージメント契約を結びます。
ここからはEMIのスタジオの様子です。
ビートルズは1962年10月にデビュー。
デビュー曲「ラブ・ミー・ドゥ」は17位。
2曲目「プリーズ・プリーズ・ミー」が1位を獲得し、一躍スターダムにのし上がります。
3曲目「フロム・ミー・トゥ・ユー」は7週連続1位。
「シー・ラブス・ユー」1位。
「抱きしめたい」1位。
1963年デビューアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」が発売され、30週連続1位。そしてそれを押しのけセカンドアルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ」が21週連続1位。
大スターになったビートルズの最大の目標は、アメリカ進出でした。
世界最大の市場であるアメリカで売れるかどうか・・、
その心配は杞憂に終わりました。渡米直前のフランス公演の最中に、「抱きしめたい」が全米ナンバー1を獲得したことが伝わり、メンバーは狂喜します。
全米で最も注目されるTV番組「エド・サリバン・ショー」に出演。
ここでブライアンのマネージメントが光ります。1回の出演料を低く押さえ、その代わり3回出演させるよう要求したのです。大事なのは目先の金でなく、より多く露出することだと考えたのです。この作戦は功を奏し、4月には全米チャート1位〜5位までをビートルズが独占します。
「ビートル・マニア」という言葉が生まれ、社会現象的な人気を得ていきます。
女性たちのヒステリー状態は凄まじい。
「ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK」というドキュメント映画が、当時の狂乱の雰囲気をよく伝えてくれます。
この映画を観ると、ビートルズがライブツアーを続けることができなくなった理由がよくわかります。普通の神経を持った人間なら、ヒステリー状態になった何万人もの群衆に囲まれる恐怖に耐えられない。
1967年以後、ビートルズはライブ活動を停止。レコーディング活動に専念します。そして凝りに凝ったスタジオワークで、歴史的名盤を次々に作り出していきます。
ポップス史上最高のアルバムと言われる「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド」のジャケット再現です。
この像の男はミックジャガー?
イエロー・サブマリン。
マジカルミステリー・ツアー。
インドの神秘的な精神世界にも魅せられます。
インドのラヴィ・シャンカールは、ジョージに大きな影響を与えました。これはシタールという楽器で、「ノルウェイの森」などでも使用されました。
ラヴィ・シャンカールの娘が、あのノラ・ジョーンズです。
そしてグループ最後のライブ演奏となったルーフ・トップ・コンサート。
警察にも無許可で行われたゲリラ・ライブでした。映画「レットイットビー」で使われました。「あの映画は本当は僕らが警察に逮捕されるシーンで終わる予定だったんだ」とメンバーは語っていました。
ジョンが「イマジン」のビデオで弾いていた白いピアノ。
これでおしまいです。
ビートルズの歴史が年代順に追えて、なかなか良かったですよ。
カフェです。
ここはショップです。チョコレートか。
なんと日本公演のTシャツ!
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