長野県美ヶ原高原美術館巡礼
長野県上田市の美ヶ原高原美術館に行ってきました。
特急あずさで松本駅に向かいます。
JR松本駅
松本も久しぶりだ。
実は松本駅バスターミナルから、夏休みだけ美ヶ原高原美術館行きバスの便が出ているのです。夏限定!しかも2年ぶり。
マイカーを持たない私にとっては、事実上この期間しか行く手段が無く、悲願ともいうべきものでした。だが美術館行きの便は1日1往復のみ。
行って、2時間後には復路の便に乗らなければ野宿となります。美術館近隣には宿泊施設など無い。やっと行けたのに、速攻で見て帰らなければならない。ふざけんじゃねえ、という気持ちもありますが、バスの便があるだけでも感謝しなければ。
美ヶ原高原美術館
さあ無事到着。
ここがエントランス。チケットを購入します。
この橋を渡ると、そこは彫刻の世界です。
標高約2000メートルの牛伏山の東側斜面に広がる広大な敷地に、およそ350点の現代彫刻が常設展示されています。
本田貴侶「雲海に立ちて」
雨宮敬子「佇立」
マーティン・ヴォーゲル「スティールの時代」
もしかしてスタローンがモデル!?
清水多嘉示「のぞみ」
サモトラケのニケ(模刻)
市村緑郎「雲」
中農美枝子「Tanha」
雨宮敬子「憶」
山崎猛「ふれあい」
岩野勇三「始動」
柴田美千里「しまうま」
ティブルシオ・オルティス「夜の戦士ジャガー」
アレクサンダー・リーバーマン「イヴ」
フォティス「210cm」
黒川晃彦「柱にもたれてアルトを吹けば・・・」
アレクサンダー・リーバーマン「イリアッド・ジャパン」
斎藤誠司「思川」
小坂圭二「漁どる人」
ここがヴィーナスの城です。西洋の名作品のレプリカをこの高台に集めました。
さすがに美しい。現地で見たものもありますが、これほどじっくり見れないからありがたいですよね。
「美しい尻のヴィーナス」(模刻・ナポリ国立考古学博物館)
ジャンボローニャ 「洞窟のヴィーナス」(模刻・ボーボリ庭園)
「メディチのヴィーナス」(模刻・ウフィツイ美術館)
アントニオ・カノーヴァ「イタリアのヴィーナス」(模刻・ピッティ宮殿)
「カピトリーナのヴィーナス」(模刻・カピトリーノ美術館)
「ミロのヴィーナス」(模刻・ルーヴル美術館)
またヴィーナス城からは高原美術館を見下ろすことができます。
「ベルヴェデーレのアポロン」(模刻・ヴァチカン 美術館)
ジャン・ロレンッオ・ベルニーニ「ダヴィデ」(模刻・ボルゲーゼ美術館)
本田貴侶「聖なるもののリビド 空へ」
セザール・バルダッチーニ「親指」
ちょっと慌ただしくて、見たかったもの全てを見れませんでしたが、まあ妥協せざるを得ない。またいつか来たいですね。
無事、松本まで帰還しました。
松本のホテルは温泉でないが、天然水の大浴場があるホテルでした。このところ疲れ気味で、身体を伸ばして、モミモミほぐしたい欲求がようやく満たされました。