パリ芸術巡り⑤【エッフェル塔、エトワール凱旋門】
エッフェル塔
シャン・ド・マルス公園にやってきました。エッフェル塔近辺を散策していきます。
もう見えてきました。
芝生がふかふかで良さげな公園ですねえ。
登ろうとすると2〜3時間待ちとかいうことなので、外観だけにしときました。
エトワール凱旋門
さてその後は、メトロでエトワール凱旋門にやってきました。最寄駅はシャルル・ド・ゴール・エトワール駅です。
凱旋門の建設のきっかけになったのは、ナポレオンのアウステルリッツの戦い(1805年)の大勝利でした。
フランス大陸軍がロシア・オーストリア連合軍を相手に完勝した戦いで、ナポレオンのキャリアの頂点ともいうべき大一番でした。
完成したのは1836年。既にナポレオンは失脚、死去した後でした。
ナポレオンの戦いに関連したレリーフが刻まれています。
高さ50メートル。234段の螺旋階段を登っていきます。
12ユーロで屋上まで上がれます。
途中のメモリアルホールみたいなところでお休みしながら登れます。
上から下を見下ろすカメラ映像が見られる!
お土産ショップも様々。
さあ屋上テラスに登ってきました。
エトワール凱旋門を中心に、12本の通りが放射状に伸びています。
サクレクール寺院が遠くに見えています。
これがパリのメインストリート「シャンゼリゼ大通り」ですね。
ノートルダム大聖堂が見えます。早期復活のために世界の支援も必要ですね。
シャンゼリゼの反対側には高層ビル街がありました。
ナポレオン3世統治下のオスマン知事の都市計画(パリ改造)により、この美しい街並みが整備されていきました。
エトワール凱旋門から伸びる放射線状の通り。
それまでのパリは、路地が迷宮のように入り組み、上下水道などのインフラも整備されず不衛生極まりない街でした。
オスマンの改造によりパリは劇的に生まれ変わり、「世界の首都」と称えられるようになりました。
また螺旋階段で降りていきます。
アントワーヌ・エテックス「1814年の抵抗」
アントワーヌ・エテックス「1815年の平和」
リュード「ラ・マルセイエーズ(1792年の義勇軍の出陣)」
「無名戦士の墓」
第一次世界大戦で出たフランス150万人以上の戦死者が葬られます。
日本人にとっては第一次世界大戦って縁遠い戦争ですけど、フランス人にとっては史上最大の戦いだったんですよね。20代の男性がほとんどいなくなってしまった。フランスをはじめとするヨーロッパを事実上壊滅させた戦争でした。
ジャン・ピエール・コルトー「1810年の勝利」
ナポレオンがオーストリアを屈服させたウィーン条約を記念しています。
シャンゼリゼ大通り
「シャンゼリゼ大通り」を散策していきます。
フレンチポップスの「オー・シャンゼリゼ」で有名になりました。
マクドナルドもなんかシックですねえ。派手な色の看板は禁じられています。
アップルストアもかっこいいねえ。
統一された景観が美しいですね。高さ、色彩なども厳しく規制されます。こうしてパリの都市ブランドは維持されているのです。
しかし、このシャンゼリゼ通りも、デモの時は容赦なく略奪、放火されます。
この撮影の時の1ヶ月前のシャンゼリゼ通りの様子です。
こわ!